2015年 11月 13日
寒い冬が嫌い |
私は、昔から寒いのが嫌いでした
特に寒い日の夕方から夜とか
暗くなる時間とか
いつもなぜか切ないような、もの悲しいような
何とも言えない寂しい気持ちになった
寒いから心も寒くて
心細いような気持ちになるのかな
彼と一緒にいる時もそうだった
寒い時期どこかに出かけ、帰り道の車の中で
暗くなりはじめると
無性に寂しく悲しい気持ちになった
そんな時は、いつも彼に寄りかかった
そうすると温かくて幸せになれた
彼の温もりに救われた
今は寒さが余計に身にしみます
寒い冬は、より一層【ひとり】を実感してしまう
寒さは、余計に寂しさが増す
寂しくて悲しくて堪らなくなる
彼は冬が好きだった
冬が来るのを楽しみにしていた
だからかな・・・
余計に私は寒いのが、冬がダメになった
【楽しい約束】が待っていた冬だから
彼はスノボが大好きだった
小さな頃からスキーをやっていたらしく
途中からスノボに変え
ビリヤードと並び、ずーっとやっていた趣味
だからスノボのシーズンを本当に楽しみにしていた
そんな意味で彼はいつも冬を待ち望んでいた
寒い冬が好きだった
私は昔、小さな頃にスキーをして
崖から落ちそうになり
かなり怖い思いをした
それがトラウマになりスキー、雪山は怖くて行けなくなった
彼は彼でスキー、スノボ仲間がいたので毎年楽しんでいた
私と付き合い、2年間は、そんな感じだった
でも2年目のシーズンが終わる頃
「やっぱり、つまんない。ちいも、やればいいんだよ!一緒にやれば、もっと楽しいから」と。
私は怖いから無理だ。と断っても引かない
「高いとこ行かなけりゃいいんじゃん、それに俺がついてるから大丈夫だよ、もう決めた!来シーズンから一緒にやろう!」と。
道具もウェアも何もないし、無理だし、いい。
そう言う私に
「板もブーツもあるから!ウェアなんて安いのいっぱいあるから、それでいいじゃん!はい。決まりな」と…。
私のウェアを見に色々なお店へも行った
来シーズン…1年後の事を楽しみに決めて話していた
私も、怖いと思いながらも彼と一緒にいられる
彼の滑ってる姿を見れる
そんな思いから嬉しく楽しみだった
頭の中では、もう行くもんだと決めていた
その年の夏(2014年)
最後に過ごした夏にも言っていた
今でもハッキリ覚えている
信号待ちをしている車の中だった・・・
「あ~っ、早くスノボしてぇ!」と。
だから私は言った
「もうすぐじゃん!この暑い夏が終わればすぐだよ」と。
「ねっ!ちいのウェア買わないとね」
そう嬉しそうに笑い言っていた・・・のにね。
姪っ子、まいちゃんにも
「雪山に連れてくから!」そう約束してたのに
そんな楽しみがいっぱいの【約束】
そんな寒い冬が来るのは、本当に、あと少しだったのに
なんで・・・
なんで、待てなかったの?
そう何度も頭の中で繰り返してきた言葉
そう思わずにいられないんだ
寒い冬が嫌いな私が
はじめて楽しみにしていた
そんな寒い冬、だったのに
もう楽しみにしていた冬は・・・来ない
私は、やっぱり冬が嫌い
寒い寒い冬が大嫌いです
by yoshi721chii
| 2015-11-13 20:37
| 彼との思い出