2015年 09月 10日
地獄におちた日 |
1年前の今日
2014年9月10日水曜日
朝6時(推定時刻)
彼は旅立っていった
苦しみも悲しみもない世界へ
最後は何を思ったのだろうか・・・
どんな思いだったのだろうか・・・
それを思うと堪らなくなるよ
全てから解放されてホッとしたかな
楽になったかな
それとも・・・後悔したかな
そんな事、何も知らず思いもせず
私は眠っていたんだね
いつもと何も変わらない1日が待っていると疑いもしないで
……
彼を見つけたのは、お母さんだった
朝の8時。
いつものように、きっとお母さんは階段の下から彼を呼んだのだろう。
「よっち~。よし君!起きてるの~?」と。
そしていつもそうしてるように返事がない彼の部屋へ行ったんだろう。
そして・・・見つけてしまったんだ。
大好きな息子の姿を。
……
その時の、お母さんの気持ちを考えると・・・本当にショックだったろう・・・堪らなくなる。
もし、私だったら・・・狂ってしまったかもしれない
……
そして、お母さんはお父さんを呼んだ
お父さんは彼を抱き抱えハサミでベルトを切り、彼に何度も心臓マッサージをしながら救急車を呼んだ
でも、もう彼の心臓は動き出す事はなかった・・・
その後、警察も来て事情聴取や現場検証を行い
スマホや日記(遺書)お財布などの彼の持ち物、そしてベルトと一緒に彼も警察に連れていかれた
そんな事、夢にも思っていなかった私は朝起きて彼にLINEをした。
「おはよう」と。
この日冷蔵庫が午前中にくるので8時から起きて待っていた
彼の強い薦めで買った冷蔵庫
来る事が決まり本当に喜んでくれていた冷蔵庫
まさか彼が旅立ったその日に届くなんて思いもしなかった
9時過ぎにLINEをした
いくら待っても返事は来ず既読にもならなかった
また眠れなくてギリギリまで寝てるのかな
そう思っていた・・・。
でも、仕事が始まる時間なのに既読にもならない
何度も何度もチェックしていた
そして11時過ぎ、やっと既読になった
なのに、いくら待っても返事が来なかった
また私は拗ねた・・・そしてLINEをした
よしは、もう・・・返せるはず、なかったのにね
それでも、いくら待っても彼からは返事がなかった
段々イライラしてきた
見るだけ見て返事なしって何?!
仕事忙しくても一言ぐらい返せるよね?!
今夜泊まる予定なのわかってるはずなのに
まだ何も決めてないのに!
なんなの!?
そんな風に思いイライラしていた
冷蔵庫も届き
する事もなくベッドでゴロゴロしながら彼からの連絡を待っていた
ほんの少しウトウトした
その間に着信があった。
よしからだ!やっときた!!
そう思い確認をしたら知らない番号でがっかりした★
よく見ると留守電が吹き込まれていた
まさかその電話により
地獄に突きおとされるとは思ってもいなかった
by yoshi721chii
| 2015-09-10 08:38
| 後悔の日