2015年 04月 09日
水曜の夜から木曜日 |
この時間が一番幸せな時間でした。
彼は週に1度。木曜日がお休み。
なので私も木曜日にお休みを貰っていました。
たいてい水曜の夜から彼のおうちにお泊まり。
亡くなる1年近く前から、彼は余り眠れなくなり、睡眠薬を使ってもなかなか眠れなかったのですが、何故か私が隣に居れば寝れたので、なるべく毎週のようにお泊まりしていました。
水曜の夜、彼の仕事終わりに合わせ待ち合わせ
時には居酒屋で飲んで帰ったりした事もありますか、たいてい真っ直ぐ帰り彼のお母さんが作るご飯を彼の部屋で2人で食べる事が殆どでした。
彼のお母さん、私が来るのいつも楽しみにしていてくれて
数日前から彼に何を作ろうかいつも話してたみたいで
「母さん、本当に、ちいの事好きなんだね」
なんて、嬉しそうに話してました。
そんな風に彼のお母さんの作ってくれたご飯を食べ
その後は、彼の部屋で彼の大好きなテレビを見ながら2人でゆっくりとお酒を遅くまで飲むのが水曜の夜…
いつもの私達の過ごし方でした。
遅くまでダラダラ2時3時迄飲んでました(笑)
そして木曜日。
昼前に起きて彼のお母さんのご飯を食べ
車で、彼のお仕事関係で動きまわり、その後何処かへ遊びに行ったりして夕飯時には戻り彼のお母さんのご飯を食べ
夜10時前後に送ってもらうのが、いつもの私達の時間。
毎週、当たり前のように過ごしていた時間。
やっぱりこの時間はキツイ。
幸せが溢れていた時間だから。
隣にいるのが当たり前の時間だから。
本当だったら今頃…
そう思わずにいられない時間。
そう思ってしまう事が何よりも辛い
彼はテレビが大好きでした。
家では勿論、車の中でも常に見ていました。
だから、私は見れなくなりました。
本当だったら、この番組見たかっただろうな…
この番組、この人…好きだったな。
そんな風に思ってしまい、切なくなる
特にいつも一緒に過ごした水曜の夜から木曜日は、テレビは見れません。
色んな事思い出してしまうから。
彼は、きっと今でも変わらず私の右隣にいる。
そう思っています。
だから、テレビ見たいだろうな?つけようかな。
とも思います。でも、やっぱり辛くてつけられない。
ごめんね。よし。テレビ少し我慢してね。
そう言いながら
この時間は、いつものように。今迄みたいに。
大好きなお酒を用意して遅くまで飲んでいます。
だって彼は、変わらず私の右隣にいるはずだから。
見えないけど
ちゃんと居てくれるもんね。ねっ。よし。
美味しくお酒飲んだら
いつものように、くっついて寝ようね
腕枕してくれて、足も絡ませてきて
これでもか!ってぐらいくっついてきて
身動きとれなくて苦しくて、でも凄い嬉しくて
彼が寝たの確認してから、そ~っと腕を外し私からくっつき幸せな気分で眠りにつくんだ
水曜の夜から木曜日は、そんな幸せで切ない時間です。
by yoshi721chii
| 2015-04-09 00:27
| 彼との思い出