2015年 08月 13日
最後の旅行 |
昨年の今日
よしと私はお盆休みを利用して旅行へ出掛けた
仙台・松島へ。
ご両親が朝、車を使うとの事で
2時過ぎに彼は、いつものように迎えに来てくれた
いつもは家を出る時にラインで知らせてくれるのに、その日は無く
今○○だから。と後15分もすれば着くような場所からラインが来た。
えっ!?もうそんなとこ?
出る時に教えてよ~!
急いで準備します!
なんてチョット、ムッとしながらラインしたっけ
彼の家に行き
彼の旅行に必要な服や物を用意した
暫く彼の部屋でゆっくりして
夕方…5時ぐらい(確か)に出発
出る時、玄関までお母さんが来て
どこまで行くの?泊まる所は?
なんて色々聞いてきた
目的地を伝え、泊まる場所は決めてないと伝えると
決めてないの?どうするのよ?
あぁ~、ふたりだもんね
モーテルもあるしね
って・・・。
いや、まぁ、そうですけど(笑)
そんなハッキリ言われると(笑)
彼も私も聞こえないふりしました!
お母さん(笑)凄い!
そして高速に乗った
時間もあるし、のんびり行こう!と沢山のサービスエリアに寄ってくれた。
私は車がない生活だったので車のある生活に憧れていた
車じゃないと行けないサービスエリアとかも本当に大好きで、買わなくても色々見て歩くのが楽しかった
それをわかってる彼がサービスエリアが近付くと「よる?」と聞いてくれた。
楽しかった。そして本当に幸せだった。
嬉しくて車中も彼に寄り掛かったり足に手を置いたり、ずっと彼に触れていた。
のんびり仙台へ向けて高速を走った
日が暮れて暗くなった頃
走ってる真っ正面に花火が上がった!
どこかで花火大会があったのだろう
かなり長い時間真っ正面に花火が見えていた
とてもとても綺麗で2人で大喜びした
タイミングいいね!ラッキーだね!って。
あの時間、あの場所を通らなかったら見えなかったはずだから
私達は花火大会に一緒に行った事がなかった
初めて一緒に見る花火だった
だから尚更嬉しかった
一緒に見れた事が・・・。
最初で・・・最後の花火になってしまったけれど
あの時、見れて良かったと思ってます。
そんな花火を見て
旅行の始まりにこんなラッキーな事があったし
いい旅行になりそうだな!そう思いワクワクした。
大好きな、よしが隣にずっといる。
それだけでも嬉しいのに
大好きな車に乗り旅行に来れてる
それが本当に嬉しかった。幸せで仕方なかった
彼は大好きな、おばあちゃんのお墓参りにずっと行けてないから行きたいと言っていた
時間もあるし、おばあちゃんが眠る福島に寄ろうと
でも、ご両親に反対された
そして諦めた。
でも、やっぱり行きたかったのだろう
福島経由で、福島から回って行こう!と決めた。
近くだけでも通りたかったのだろう。
一旦高速を福島でおりた
走れば走る程車も減ってきた
まだ8時過ぎなのに人も歩いていない
家の電気さえ、殆どの家がついていなくて真っ暗で静まりかえっていた
「田舎だから、みんな寝るの早いのかね」
なんて話してた。
それでも進んで行くと1台の車に呼び止められた
「ここから先は立ち入り禁止区域です」と。
そう言われた瞬間私達は気付いた
あの原発の・・・
だから、近辺にも人は住んでおらず静かだったのだ
それから遠回りをするように道を進んだ
立ち入り禁止区域からかなり離れているのに人がいる気配はなく静まりかえっていた
なんだかちょっぴり切なくなった
その後、山道のような場所に入りこんだ
県道なのに荒れ果てていた
細い道に入れば木が生い茂り道をふさいでいた
真っ暗でまるでジャングルみたいに思えた
運転しにくいのかブツブツ文句を言いキレてる彼が何だか可笑しくて可愛く思えて楽しかった
街灯も殆どなく真っ暗で山道で車も全く通らず
私達しかいない
それさえ彼がいたから怖くもなく2人一緒だし、どうなっても別にいい、構わないとさえ思えた。
その後どうにか高速に乗った
サービスエリアで食事をして夜のツマミも買った
全てが楽しくて幸せだった
その後高速をひたすら走り目的地近くでおりた
0時を回り1時とかになっていた
それからホテルを探し
近くのファミリーマートで、いつもの旅行と同じようにお酒やツマミ、朝半分こしようとパンを1つ買った。
ホテルに入り、お酒を飲みながら旅行雑誌を広げ、ここに行こう!ここも!なんて色々決め、その後彼がその場所を地図を広げチェックしてルートを決める
いつものように。
それが私達の旅行だった。
全て決めてお酒も飲みベッドに入ったのは3時過ぎ過ぎだったと思う。
9時には起きよう!そう決めてくっついて眠った
それが、私とよしの最後の旅行の始まり
※旅行の話しは長くなるので、わけます。
これは、私とよしの思い出。私とよししか知らない事です。
私とよしが一緒にいた証
それを忘れないようにここに記します
他の人から見たらつまらない話しだと思います
ただの記録だと思い読まずスルーして頂いて結構です。
#
by yoshi721chii
| 2015-08-13 23:53
| 彼との思い出