2017年 07月 11日
34回目の月命日 |
昨日は、あの日から34回目の10日でした
暑くなりましたね
本当に。
お墓へ行く度にどんどん季節だけが変わっていて
私だけが、ひとり取り残されたような感覚になる
私だけが、あの日のまま・・・
いや、彼も・・・かもしれない、ね。
私の家から彼のお墓まで
電車を2回乗り換える
最後の電車は乗る時間が少し長く窓の外には思い出がある場所が多い
よしの運転する車の助手席に乗り
よく通った道、道路
そんな場所が多く見えてしまう路線
だから、その電車の中では極力外を見ない
そう決めている
いつもいつもそうしている
だけど
昨日も、ある程度進んだ時に
ふと顔を上げて外を見た
目の前には懐かしい景色があった
よく見た風景
よしの隣で何度も見た景色、道路だった・・・
視界に入った瞬間
涙がブワッと瞳に溢れた
急いで目をつぶり涙がこぼれないように堪えた
そして、思った
あぁ、まただ・・・って。
私は、最近
その景色、風景を毎回のように見るんです
電車に乗り、外を見ないように顔を下げて
暫く進んだ後、ふと顔を上げてしまう
その瞬間が、毎回たまたま同じなのか・・・
おんなじ場所なんです
目の前に広がる景色が、懐かしい場所
あの頃の風景なんです
なんでかな
たまたま
同じ場所で顔を上げてしまうんでしょうか
その場所が目の前に広がる
昨日もそうでした
いつも忘れていて
でも、顔を上げて外を見られないのはわかっていて
見ないように下を向くのに
ふと見上げた場所が、同じ場所・・・
懐かしい場所で
あの日、あの頃を思い出して堪らなくなる場所
あぁ、まただ
また同じ場所
最近は、いつもそんな感じです
なんで毎回同じ場所なのかな
よしが、何か伝えたいのかな・・・
なんて思う
お墓の駅に着くと
また強風(^-^;
なぜか、あの駅周辺は毎回強風なんです
うちの方は全く風なんかないのに・・・
不思議です
だけど、その強風のおかげで陽射しは半端なく暑くジリジリ肌を焦がすようでしたが絶えられる暑さでした
強風のおかげです。
(帽子は飛ばされまくり被れずでしたが★)
沢山沢山お話ししました
金麦や氷結をゆっくり飲みながら
お墓の前にいつものように入ったコンビニで久しぶりに見つけた懐かしいお菓子を買いました
お醤油味と塩味の2種類の味のお煎餅が入っています
あの頃・・・
たまには違うお煎餅にしてみよう!とドライブ中に入ったコンビニでこのお煎餅を買いました
運転している、よしに味が違う2種類を交互にかわりばんこに渡しました
そうそう、よしは車の中でふたりだけなのに【あ~ん】って食べさせてあげるのを照れて嫌がってました(笑)
必ず手で受けとる(笑)
あの時の、お煎餅もそうでした
割れてない大きいのを選び渡すと黙々と食べてたなぁ
結局、いつものお醤油の濃い味のお煎餅がやっぱり美味しいって話しになって、それきりこのお煎餅を買う事はなかったけれど、懐かしくて久しぶりに・・・
あの頃みたいに、交互によしに渡しながら
「懐かしいね」って言いながらお墓で一緒に食べました
「あんまり旨くない、いつものがいい」って、よしが文句言ってる気がしました
いっぱい話して
いっぱい想って
いっぱい考えて
やっぱり私は、よしの力になれなかったな
ごめんね
そんな想いが溢れた
私は、あの頃
生きる事をやめようとした
だけど、よしに救われた
よしが私の一筋の光りだった
よしが私の生きる力だった
私は、そんなよしを救えなかった
私は、よしの力になれなかった
光りになれなかった
ごめん、ごめんね
よし、ごめんね
そんな想いでいっぱいになりました
もう、限界だったんだよ!
仕方なかったんだよ
怒ってるような泣いてるような
そんな堪らない表情で叫んでいた
夢を通して伝えてくれた、そんな、よし
その堪らない表情が脳裏に浮かんできて
そんな想いにさせてしまい
本当にごめんね
そう呟きお墓を後にしました
夜は、いつものようにお寿司でした
金麦飲んで日本酒飲んで
沢山よしとの時間を過ごしました
よし
ごめんね
よし
ごめんねばっかりで、ごめんね
そんな想いでいっぱいの34回目の月命日でした
by yoshi721chii
| 2017-07-11 16:51
| 今の思い、日常