2016年 06月 20日
入院 |
もう日付は変わったので・・・
今日から母が入院です
入院と言っても2泊3日の検査入院
母は数年前にガンになりました
手術も成功し
3年近く何もなく過ごしてきたのですが
前回の検査で結果が良くなく
再発の可能性があるとの事で・・・
入院して詳しい検査をする事が決まったのです
あの病院に行きたくない
あの頃を思い出すから
行きたくないのに
……
3年近く前
母のガンが発見された
それもかなり進み大きくなったガン
高齢の母
心臓や肺にも問題があり
糖尿に高血圧
進んでしまった為、かなり大変な手術
それを取りきれるかも勿論だが手術自体を乗り切れるのか
手術が無事成功しても
回復する体力があるのか
肺の機能もかなり衰えていた
正直かなり危険な状態だった
けれど無事手術は成功し体力も何とか持ち最悪な状態は脱した
だけど、そこからが大変だった
人がいない為、仕事は休めず
仕事の合間に母の付き添い、家の事、そして動けない父の食事の準備や世話をする
日が経つ事に疲れてきた
毎日少しずつ元気になってくる母
最初は気をはっていたが元気になってくる母を見ていると心配だった不安なども少しずつ減ってくる
そうすると一気にクタクタになった
疲れきった
もう嫌だ!と全てを放棄したくなった
それを支えてくれたのが彼だった
母の付き添いから帰れるのが22時
病院を出ると彼は必ず私に電話をくれた
「ご苦労様。お母さんどう?」と。
毎日毎日必ず優しい声で「お疲れ様」「ご苦労様」そう言ってくれた
「もう嫌だ。もう無理だ!」そうへこたれると
「ちいしか居ないんだからさ。頑張れ!」そうエールをくれた
どんなに遅くても病院から帰宅して私が父の事や家の事、自分の事を終わらせるまで彼は寝ずに待っていてくれた
そして必ず「今日も大変だったね。お疲れ様!明日も大変なんだし早いんだから早めに寝なね」そう言ってくれた
あの時期の彼は本当に優しかったんです
彼がいたから何とか踏ん張れた
彼の支えがあったから出来た
あの病院での母の長い入院生活
それは彼と共に初め、彼と共に終わったようなものなんです
辛かったけど苦しかったけど
彼に支えられていた
幸せな時間
そんな思い出が、あの病院にはあるんです
彼が旅立ち
葬儀が終わった夜
母はショックからでしょう心労もあり体調を崩し
あの病院に入院になってしまったんです
あの日以来の入院でした
あの頃の事を鮮明に思い出しました
母の病室を抜け出し、いつもここでLINEや電話をしてたな・・・とか、病院からの帰り、この道を電話しながら歩いたな
そんな事を思い出し
改めていない現実を突きつけられた
まだ彼が旅立ち4日とか5日だった
あの日、安心し落ち着き幸せな気分で彼と電話で話しながら歩いた道を泣きながら歩いた
「なんなのよ、なんなのよ、なんでいないのよ!こんなの嫌だよ。こんなの無理だよ」そう叫びながら歩いたのを覚えています
本当にキツかった
そんな入院が、また始まります
今回は2泊だからまだ何とか耐えられるかもしれませんが
検査結果次第では・・・
怖い。怖くて堪らないんです
もし本格的に入院になってしまったら
私は、もう耐えられそうにありません
わかるんです
だから怖い
どうか嫌な結果がでませんように
祈るしかありません
by yoshi721chii
| 2016-06-20 02:31
| 彼との思い出