2016年 05月 09日
何がが違っていたら『今』は変わっていた |
今日は以前住んでいた家の前を通った
そこは今の家から歩いて5分もあれば着く場所
3年前まで住んでいた場所
大きなマンションを建てたいので
その場所、土地を売って欲しい
そんな理由から当時住んでいた家を売り
近くに移り住んだ
それが3年前
彼にも沢山お手伝いしてもらった
私の部屋のベッド以外は全て彼に作ってもらった
テーブル、本棚、チェスト、テレビ台、カラーボックス
まだ引っ越しが始まる前から
電気も通っていない私の部屋で
ふたりで暗くなるまで
一緒に頑張って作った
幸せな思い出がいっぱい・・・
以前住んでいた場所には大きなマンションが建った
もう人も住みはじめている
その場所だけは大きく変わった
けれど周りは変わっていない
今日、その場所を通り色々思った・・・
沢山沢山思い出した
いつもここに彼は車を止めて私を待っていたな
いつもここから彼の車を見送ったな
そんな事を思い出し
胸が苦しくなった
そしてすぐ近くのコンビニを通った
まずそこで飲み物を買ったりタバコを買った
コンビニ脇に灰皿があり
いつも彼はそこでタバコを吸っていた
でも、その場所には、もう灰皿は撤去されていた
「ここも変わってしまったんだ」
そう思ったら切なくなった
でも私には見えた
あの頃のようにタバコを吸う彼の姿が・・・幻が見えた
送ってくれる途中、いつも遠くからそのコンビニの灯りが見えると
「あぁ、もう(家に)着いちゃうよぉ」なんて悲しくなったのを思い出した
幸せいっぱいだったあの頃
まさか、こんな未来が待ってるなんて
思いもしなかったあの頃
そんなあの頃の私が住んで暮らしていた場所
その場所に新しく建った
大きなマンションを見上げて
どうにもならない憤りに悔しさが溢れた
もし。。。
もし、こんなマンションが建つ計画がなければ
今でも変わらずその場所に
あの家に住んでいたなら
もしかしたら彼は、まだ隣にいたんじゃないか
あの頃のまま
彼は存在したんじゃないか
そう思った
こんなマンションさえ建たなければ!
あの頃のままだったのに!!
そう思ってしまったんだ・・・
マンションを見上げ
悔しくて恨めしい気持ちまで沸いた
やっぱり思ってしまう
何かが違っていたら『今』は変わっていたんじゃないか
・・・と。
過去が違ければ未来だって違ったはずだ、と。
私と彼は
こんな最悪な運命を背負い
最初から決められ
生まれてきたのでしょうか
最初から全て決められてきてるのでしょうか
わからない
けど、それじゃ余りにも酷い
悲し過ぎます
きっと『何か』があったから『今』がある
やはり、そう思ってしまう
何かが違っていたら・・・
そう思わずにいられません
by yoshi721chii
| 2016-05-09 01:14
| 今の思い、日常