2015年 06月 21日
本当の家族じゃない私は部外者なのだ |
私と彼は結婚の約束をしていた
彼の家への同居の話も進んでいた
あと少し・・・だった。
入籍をしていない・・・
家族じゃないのだ
でも、彼は私の事を誰よりも、家族よりも理解してくれていた。
私も、彼のご両親よりも、誰よりも彼を理解していた
他の誰より、勿論家族より彼が大切だった
本当の家族よりも家族みたいな存在だった
でも、本当の家族じゃないのだ
家族じゃないから
彼の仏壇も遺骨も何もない
それは仕方ない
当たり前の事・・・
仏壇に彼がいるとも思っていない
遺骨も、彼の脱け殻の一部であり、そこに彼がいるとも思っていない。
それはそれで仕方がない。
そう、思える。
でも、法要などは家族じゃない・・・他人の私は部外者なのだ。
私は誰よりも、彼の一番近くにいたと思っている。
心も体も。
でも、家族じゃない私は部外者なのだ。
一番近くにいたのに、今は近くに行けないのだ。
お通夜の晩は、彼の傍にいたかった
離れたくなかった
だからお願いして泊めさせて頂いた(葬儀場の決まりで夜は一緒にいる事は出来ませんでしたが)
でも、全ての事が終わり葬儀場を出る時に
この後は家族、親戚だけで食事したりするからごめんね。
そう言われた。
ひとり残された私は物凄い孤独感に襲われた。
本当に彼はいないのだ・・・と。
本当に私は、ひとりぼっちになってしまったんだ・・・と。
彼を連れていかれたような・・・変な錯覚にも陥った。
四十九日の法要も、そうだった。
私は、その中には入れないのだ。
間もなくくる、一周忌も恐らくそうだろう。
彼の親族、親戚の決まり・・・なのだ。
私は他人であり、部外者だから。
誰よりも近くにいたはずなのに
今は、とても遠いいと感じる。
彼に関わる全ての事に関わりたい
そう思ってしまうのだ
無理なのは、わかっているけど
そう思ってしまう
家族じゃないんだもん。
仕方がないんだよね。
頭では、ちゃんとわかってる
でも・・・
やっぱり、寂しい。
虚しいよ
とてもとても哀しいよ
私は他人。部外者・・・なんだね。
by yoshi721chii
| 2015-06-21 11:18
| 今の思い、日常