2015年 06月 02日
シュッシュッ(ファブリーズ) |
彼の部屋には、これ↓があった。
ファブリーズ(ダウニーの香り)
たまたまドラッグストアで買い物中、ファブリーズの棚の前を通り「私も、これ使ってる~」と言ったら「じゃあ、俺も」とカゴの中へ…それが、きっかけだった。
それから、ずっ~と使ってた。
車にも!お父さんが香りのあるのだダメらしく、車用の香りが残らないものを置いてあり使ってました。
彼の部屋へ帰ると、真っ先に彼は服を脱ぎ、ラックに投げるように置いて帽子をぬぎ、これもラックへ…
そして私に、当たり前のようにいつも言う
「シュッシュッしといて」と・・・。
はいはい。わかりましたよ~
と、ちょっと呆れ気味に(笑)答え
シュッシュッして服も帽子もハンガーにかける。
ラックには同じように脱ぎすてられたままの服も・・・
クローゼットを開けるとそこにも、ただハンガーにぶら下がってるだけの・・・凄い状態でかけられた服達が・・・
それらにもシュッシュッして、まともにハンガーに服をかけ直すのが。いつもの事だった。
私にとって、彼の家、彼の部屋は幸せな空気、幸せな場所だった。
そんな幸せの始まりはファブリーズ
「シュッシュッしといて」の言葉から始まる
いつもの言葉。
幸せが始まる言葉。
今も私の部屋にもファブリーズ・・・同じ香りの物がある。
懐かしくて切ない香り
ファブリーズを手にとると
彼の部屋にいるような・・・あの日に戻ったような、不思議な錯覚に陥る。
だから、あえて私は口に出して言う
「よし。シュッシュッしなきゃね」と。
胸の奥がキュ~ッとなる
苦しく切なくなるのわかってるのに
あの日に、あの時に戻りたくて・・・
あの日の彼の部屋へ想いを馳せる
私が一生懸命シュッシュッしてる横で、バンツ一丁になり、既に寛ぎ、横になりながらテレビを見て笑ってる彼を横目で見ながら
【はぁ~っ。全く!】なんて呟いてたあの頃
あの場所に想いを飛ばす
幸せが溢れていた空間
あとから切なくなるのにさ・・・
戻りたくて帰りたくて・・・想いを馳せるんだ。
「シュッシュッしといて」
幸せの始まりの言葉。
大好きな言葉です。
本当に、あの日に帰れたらいいのにな
by yoshi721chii
| 2015-06-02 13:10
| 彼との思い出