2015年 04月 06日
彼 |
彼の名は、よし。39歳。
自分では「もう初老だから」って言ってた(笑)
「まだでしょ?早いよ~」なんて言ってました。
私より5つ下。
だからいっつも「おばちゃん」って…(泣)
「まだ、おばちゃんじゃないもん!」
怒ったり拗ねたりする私に
「ちい、からかうと面白い!」って。
「でも、おばちゃんでも大好きだからね。」
いつも、そう言ってくれてた。
ご両親と3人で実家住まい。
二世帯みたいな造りで2階はホ殆ど彼のスペース
沢山沢山お邪魔した。彼の部屋。
私の大好き場所、幸せの場所、空間だった。
そして彼が最期を遂げた場所…。
彼はバツイチ。13年前に離婚して当時1歳と4歳の子供がいた
元奥さんが連れていき(かなり揉めて本当に取り合いみたいな状態になり、かなり大変だったらしい)元奥さんは実家がある九州へ戻り再婚されたそうです。
この子供達と別れた事が、彼の離婚後の人生にかなり大きく影響して彼が壊れていく事になってしまったのですが…
また、その辺りは詳しく書きたい思ってます。
彼は、バイク関係のお店を1人でやっていました。
休みは週1度でしたが、1人で全てやっていた為休みの日も仕事関係で動き周り私を車の助手席に乗せアチコチ廻るのが彼の休日、私達のいつものお休みでした。
お店のホームページを作り、ここエキサイトでブログも書いていました。
私は彼に内緒で、いつもコッソリ読んでいました。
彼の仕事に興味を示さず、知ろうともしない私でしたから
今では本当に後悔しています。
もっと理解してあげてれば…と。
彼は本当にオシャレでした。
彼曰く「初老なんだから、身なりキチンとしないとただのオジさんになっちゃうじゃん」って(笑)
帽子が大好きでキャップもハットもニット帽も沢山ありました。
いつもバイクで出勤してたのでヘルメットで髪がつぶれるので帽子をかぶりだしたのが、きっかけみたいですが。
ブーツも本当に沢山ありました。
同じにしか見えないような物も(笑)次から次に買ってました。
出かけると必ず靴屋でブーツを見るのは当たり前でした。
本当にブーツは大好きでしたね。
だから最期の時、沢山のブーツを入れてあげたかった…
でも、彼のお父さんに靴は入れたから、もういい。1つでいいんだ。
そう言われ…
やっぱり無理言ってでも、もっと入れてあげれば良かったな…今更ですが思ってます。
あとは、ボーリングシャツ!
これも本当に大好きで沢山もってました。
彼の誕生日にあげた事もありました。
彼=ボーリングシャツと言ってもいいぐらいです。
彼の事、話し出すと止まりません
色々な事が次から次へと思い出されます
彼の人柄については、また書きたいと思います。
彼…よしが居た、生きた証を。
by yoshi721chii
| 2015-04-06 19:06
| 彼の事